東海道新幹線

基本的には執筆当時の時代状況に沿っているが、あくまで近未来の出来事と言う設定のために、執筆当時にはまだ完成していなかった施設のうちのいくつかが既に稼動しているものとして話が進められている(新東京国際空港(現在の成田国際空港)・青函トンネル関西国際空港など)。さらには、浮上式リニアによる第二東海道新幹線のように、現在に至るまで構想段階(あるいは中断された)のものが着工に至っているといった例もあった。
また、日本が沈没したのは日本の人口が減少に転じた翌年という設定もあり、奇しくも現実ではリメイク映画版公開の2006年がそれに該当した(ただし、小説版では前年に東京大地震が起きているため、自然減によるものか災害の影響によるものかは不明)。